ウェルカム・トゥ・サラエボ
WELCOME TO SARAJEVO
(1997年 イギリス 105分)
2004年4月3日から4月9日まで上映 ■監督 マイケル・ウィンターボトム
■原作 マイケル・ニコルソン
■脚本 フランク・コットレル・ボイス

■出演 スティーブン・ディレイン/ウディ・ハレルソン/マリサ・トメイ/エミラ・ヌシェヴィッチ/ケリー・フォックス

■1997年カンヌ国際映画祭パルムドールノミネート
★本編はカラーです

(C)アスミック・エース エンタテインメント

戦火のサラエボ。日々、町の人々がなんの意味もなく血を流し、子供たちが殺されていく狂気の街。この惨状を目の当たりにしたイギリス人ジャーナリストのヘンダーソン(スティーブン・ディレーン)は、それをカメラで写すことより、一つの命を救うことを選んだ…。

pic戦禍の中で取り残された子供たち。カメラで訟え続けるも、本国イギリスでは全く関心をもってもらえない。自分に何ができるのか…。

彼なりの救いの道は一人の少女をサラエボから脱出させて自分の養女としてイギリスに住まわせることだった。

この映画は実在するイギリスの記者マイケル・ニコルソンが、93年にボスニアにおける体験と少女ナタシャの救出について書いた本『NATASHA'S STORY』に描かれた実話を元にしている。

picこれまで『バタフライ・キス』、『GO NOW』、『日陰のふたり』と、発表する作品がすべて高い評価を得ているイギリスを代表する監督ウインターボトム。その彼が甘いセンチメンタリズムに陥ることなく、人々の良心のあり方を素直に差し出す。これはサラエボの状況を追求しようとするジャーナリズムや外国人を描いた初めての映画。サラエボとその魂の賛歌なのである。

(カツオ)


このページのトップへ

イン・ディス・ワールド
IN THIS WORLD
(2002年 イギリス 89分 PG-12
pic 2004年4月3日から4月9日まで上映 ■監督 マイケル・ウィンターボトム
■脚本 トニー・グリゾーニ
■出演 ジャマ―ル・ウディン・トラビ/エナヤトゥーラ・ジュマディン

■2003年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞ほか
★本編はカラーです

(C)東芝エンタテインメント

picパキスタンの難民キャンプで育った孤児の少年ジャマール。彼は従兄弟の青年エナヤットと共にロンドンへ旅発つことになった。エナヤットの父が息子の未来を案じて、大金を出したのだ。

生まれて初めて故郷を出るジャマール。得体の知れぬ“人の運び屋”による6400キロの陸路は、いつも死と隣り合わせだ。しかし、はるかなる目的地を目指して、少年は力強く前進する。まだ見ぬ世界に、未来への夢と希望があることを信じて…。

pic主演の少年が映画撮影後、実際にロンドンへ亡命したという衝撃の話題作!!

2003年ベルリン国際映画祭金熊賞、エキュメニック賞、ピースフィルム賞3部門制覇!!

(WING)



このページのトップへ