ザ・エージェント
JERRY MAGUIRE
(1996年 アメリカ 113分)
2004年7月3日から7月9日まで上映 ■監督・脚本・製作 キャメロン・クロウ
■出演 トム・クルーズ/レニー・ゼルウィガー/キューバ・グッディングJr/ケリー・プレストン/ジョナサン・リプニッキ/ジェリー・オコンネル

■1996年アカデミー賞助演男優賞受賞(キューバ・グッディング・Jr)、作品・脚本・編集・主演男優ノミネート/1996年放送映画批評家協会賞ブレイクスルー賞(レニー・ゼルウィガー)受賞ほか

(C)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

ジェリー(トム・クルーズ)は多くのスポーツ選手をクライアントに抱える、実力派エージェント。彼にとってスター選手は商品であった。だがある時、この仕事の真の喜びは、心をゆだねあうことにあるはず、と目覚めた彼は、会社に対し理想主義にみちた提言を書き、地位も恋人も失うはめになる。

picそんな彼の頼みの綱は、一人残ったクライアント、チームを解雇されかけているフットボール選手、ロッド。そしてジェリーの理想に触発され、共に会社を辞めたドロシーだった。やがて彼は、ドロシーへの愛と、ロッドの友情に教えられながら、自分自身の理想にかなう人間へと、生まれ変わっていく。

監督・脚本は『シングルス』『バニラ・スカイ』等の実力派、キャメロン・クロウ。ジャーナリスト出身ならではの徹底的なリサーチを行い、3年間かけ脚本を完成させた。主演は本作での演技が各マスコミから大絶賛を浴び、スターからアクターへと大きく飛躍したトム・クルーズ。

picそして、2003年度アカデミー賞助演女優賞に輝いたレニー・ゼルウィガー。この作品は、インディペンデント映画で高く評価されてきた、彼女のメジャー初主演作でもある。

(マコト)


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シカゴ
CHICAGO
(2002年 アメリカ 113分)
pic 2004年7月3日から7月9日まで上映 ■監督・振付 ロブ・マーシャル
■原作 ボブ・フォッシー(ミュージカル『シカゴ』)
■原作戯曲 モーリン・ダラス・ワトキンス
■脚本 ビル・コンドン
■音楽 ジョン・カンダー(ミュージカル『シカゴ』)/ダニー・エルフマン

■出演 レニー・ゼルウィガー/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/リチャード・ギア/クイーン・ラティファ/ジョン・C・ライリー/テイ・ディグス/ルーシー・リュー

■2002年アカデミー賞作品賞・助演女優賞・美術商・衣装デザイン賞・音響賞・編集賞受賞、監督・脚色・主演女優(レニー・ゼルウィガー)ほか6部門ノミネート

(C)ギャガ・コミュニケーションズ Gシネマグループ

1920年代、シカゴ。スターを夢見るロキシー・ハートは、愛人を撃ち殺して監獄送りとなる。しかし、そこで偶然にも憧れのスター、ヴェルマ・ケリーと出会う。彼女も殺人罪を問われていたが、<歌姫×殺人事件>に、マスコミが飛びつかないはずがない。ヴェルマは、マスコミ操作に長けた悪徳弁護士ビリーフリンを雇い、凶悪な犯罪者から一転、新聞の一面を飾るようになった。

picそしてロキシーもまたビリーの入れ知恵で、スキャンダルを逆手にとり“シカゴ史上、最もキュートな殺人犯”として獄中から一世を風靡する。しかしヴェルマが黙ってそれを見過ごすわけもなく、二人の女と一人の男の名声を賭けた争いは、マスコミや法廷をも巻き込んでさらに激しくエスカレートしていく。

“ミュージカルの神様”ボブ・フォッシーの最高傑作『シカゴ』。名声をめぐる欲望と嫉妬、愛と裏切りの寓話である。この演劇史上に輝く名作を完全映画化。

picフォッシー・ミュージカルの傑作のひとつ『キャバレー』のリヴァイヴァル版で、サム・メンデス(『アメリカン・ビューティー』監督)との共同演出及び振付を手掛け、大ヒットに導いた実績があるロブ・マーシャル監督の指揮の下、映画界・演劇界双方の最高スタッフが集結し、映画化不可能とされてきた舞台を映像に置き換えることに見事成功。フォッシーのオリジナルに敬意を表しつつ、シャープかつグラマラスに展開される演出で、<ミュージカル・ドラマ>ともいうべき最高傑作を誕生させた。

picレニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼダ=ジョーンズ、リチャード・ギアの3人によってスクリーンいっぱいに放たれるオーラは、真のスターの存在感を改めて感じさせ、“悪の街”の人間ドラマを華麗に彩る。

第75回アカデミー賞で最多12部門13ノミネートされ、最優秀作品賞を始め6部門を受賞した。

(fct)



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