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YOU ARE INVITED

今週は夢のような時間をお届けするべく、2017年最高のミュージカル映画『美女と野獣』『ラ・ラ・ランド』の世界へ皆さまをご招待いたします。

『美女と野獣』は1991年のディズニーアニメ版『美女と野獣』同様、呪いの魔法で野獣になってしまった王子様や召使の燭台や家具たちが出てきて歌い、踊ります。そんな夢物語の実写化でも、なぜか説得力を感じ、物語に置いてけぼりにされないのはエマ・ワトソン演じる主人公ベルの存在があるからこそです。ベルは時に周りに変わり者扱いされ、理解されなくても決して自分の正しいと思う気持ちを曲げません。その姿は、どこかエマ・ワトソン本人が持っている魅力にも似ていて、どんなにファンタジーの世界にいてもぶれる事の無い、彼女の等身大のリアルさがこの映画の良さにつながっています。

一方『ラ・ラ・ランド』で描かれるのは、夢を見ることの幸せと焦燥感、そして恋に落ちる喜びと愛し続ける事の難しさです。デイミアン・チャゼル監督はインタビューでこう述べています。

「ミュージカルには、ほかの映画にない楽しさがあり、特有の恍惚感や高揚感がある。それと同時に、現実的でリアルなストーリーも必要だった。つまり“かなう夢もあるが、かなわない夢もある”というところが、観客の心に響いたのではないか。」 (日経エンタメウォッチングインタビュー記事より抜粋)

監督が語るように、映画の高揚感とリアルさのバランスが絶妙で“ハリウッドを舞台に大志を抱く男女の恋と成長”というオールドファッションな設定ながらも、シビアな今を生きる私たちに“非日常な映画を観る喜び”を与えてくれるのです。

毎日を一生懸命生きていると色んな出来事があります。世の中にあふれる暗いニュースを聞かなくても、自分の事だけで辛くて、明日への期待や希望を持てなくなる日もあると思うのです。今週の作品は、今までのミュージカル映画によくあったような漠然としたポジティブさではなく、上手くいかない時もあるけれど、幸せになるために自分や相手を信じていくという地道な現実が描かれています。 ハッピーエンドを素直に信じられなくなった私たちが、物語の中にある夢や希望をスッと受け取ることができる。まさに現代人のためのミュージカル映画二本立てです。

観終わった後は、思わず口ずさんでしまう忘れられないメロディーが日常を彩ること間違いなし!  みなさまのご来場を心からお待ちしております。

(スタンド)

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美女と野獣(2D・字幕)
BEAUTY AND THE BEAST
(2017年 アメリカ 130分 DCP シネスコ) pic 2017年12月2日から12月8日まで上映 ■監督 ビル・コンドン
■脚本 ステファン・チボスキー/エヴァン・スピリオトプロス
■撮影 トビアス・シュリッスラー
■衣装 ジャクリーヌ・デュラン
■編集 バージニア・カッツ
■作詞 ハワード・アシュマン/ティム・ライス
■音楽 アラン・メンケン

■出演 エマ・ワトソン/ダン・スティーヴンス/エマ・トンプソン/ケヴィン・クライン/ルーク・エヴァンス/ジョシュ・ギャッド/ユアン・マクレガー/イアン・マッケラン

© 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

彼は探していた。かけがえのない自分を。
彼女は信じていた。かけがえのない自分を。

魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること――。だが野獣の姿になった彼を愛するものなどいるはずがなく、独り心を閉ざし本当の自分を見失っていく。そんな絶望な日々に光を与えたのは、心に孤独を抱えながらも、自分の輝きを信じて生きる、聡明で美しい女性、ベル。このふたりの出会いがお互いの運命を次第に変えていく。

世界中を魅了した、ディズニー不朽の名作
心の歓びと感動を、いつまでも。

ディズニー・アニメーション不朽の名作『美女と野獣』がついに実写映画化。主演は『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で世界を魅了したエマ・ワトソン。また、野獣にはダン・スティーヴンス、ガストンにルーク・エヴァンス、ルミエールにユアン・マクレガーなど、絢爛豪華な実力派スターが結集した。

監督と脚本を務めたのは、大ヒットミュージカルを映画化した『シカゴ』(脚本)や『ドリームガールズ』(監督・脚本)などで知られるビル・コンドン。アニメーション版から引き続き音楽を手がけるのは、ディズニー作品でアカデミー賞を8度も受賞した巨匠アラン・メンケン。本作には3曲の新曲が加わり、より華やかさと深みを増した音楽に彩られ、壮大で、華麗な世界が甦る。観る者の期待と想像を遥かに超え、世界中の人々を魅了した、永遠に語り継がれる真実の愛の物語。

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ラ・ラ・ランド
LA LA LAND
(2016年 アメリカ 128分 DCP シネスコ)
pic 2017年12月2日から12月8日まで上映 ■監督・脚本 デイミアン・チャゼル
■撮影 リヌス・サンドグレン
■衣装 メアリー・ゾフレス
■編集 トム・クロス
■作詞 ベンジ・パセック/ジャスティン・ポール
■音楽 ジャスティン・ハーウィッツ

■出演 ライアン・ゴズリング/エマ・ストーン/ソノヤ・ミズノ/ローズマリー・デウィット/J・K・シモンズ/フィン・ウィットロック/ジョン・レジェンド

■第89回アカデミー賞主演女優賞・監督賞・歌曲賞ほか3部門受賞・作品賞ほか6部門ノミネート/ヴェネチア国際映画祭主演女優賞受賞/ゴールデン・グローブ賞作品賞・主演男優賞・主演女優賞ほか4部門受賞 ほか多数受賞・ノミネート

夢をみていた

pic夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーで、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセバスチャン。いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セバスチャンが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる…。

『セッション』の監督最新作
観るもの全てが恋に落ちる、
極上のミュージカル・エンターテイメント!

pic 日本でも「かつてない衝撃」と劇的なブームを巻き起こした『セッション』から2年。全世界熱望のデイミアン・チャゼル監督の最新作は、歌・音楽・ダンス・物語──すべてがオリジナルにして圧巻のミュージカル映画。この鮮やかでどこか懐かしい映像世界で、一度聞いたら耳から離れないメロディアスな楽曲に乗せて、リアルで切ない現代のロマンスを描く。

pic主人公の恋人たちを演じたライアン・ゴズリングとエマ・ストーンは、そろってゴールデングローブ賞主演男優賞・主演女優賞を受賞。ブロードウェイの舞台「キャバレー」でもその歌声とダンスを絶賛されたエマは、本作で見事オスカーを獲得した。徹底した役作りでジャズピアノを習得したライアンは、全編吹き替え無しの魂を込めた演奏で魅了する。

この映画に恋せずにいられない最大の理由、それは、高揚と陶酔の先にある、観るもの全ての感情を揺さぶる予想だにしない大仕掛け。それこそが――、ようこそ、ラ・ラ・ランドへ!

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