はじめに

このページで紹介する作品はどれも早稲田松竹映画劇場のお掃除担当:オギノさんの手によるリサイクルオブジェです。

いらなくなった食品トレー、牛乳パック、お菓子のおまけetc。様々な廃材ばかりを用いて製作されたオブジェはオギノさんにしかだせない味のあるものばかり。
その小さな作品(ほとんどの作品が10cm×10cm×10cm以内のものです)の中にはひとつの世界がギュッと詰まっているのです。

いわば、オギノさんワールド、いやオギノさんラビリンスとでも申しましょうか・・・ この、知る人ゾ知るオギノさんの作品を紹介していこうというのがこのページです。 ちなみにこれらのすてきに珍妙な作品は当劇場男女トイレの鏡前、および券売機よこの植え込みに飾られております。 当館にご来場の際は是非ご覧下さい。

オギノさんとは

早稲田松竹において最も古株であり、そのしっかりとしたお人柄、キレの良いしゃべりっぷりで、当劇場のゴッドマザー的な存在であるオギノさん。

作品をみてもお分かりのように、“物を無駄にしない”というポリシーを持つ。
そのため、自分で工夫し、知恵をめぐらすことができる今の時代には稀有な尊いお方であります。

「自分の子供達が、昔、遊んでいたオモチャやガラクタなんか見てても、何かに使えないかなぁ〜なんて考えちゃうのよねぇ」とは御本人の弁。これこそがオブジェの原点であるようだ。 そのせいか作品からは、どれも幼き頃の自分への郷愁・・・のようなものを感じさせられる(かも)。